楽天市場で運用できる「RPP広告」の運用するコツとあわせてご紹介
楽天市場ではただ商品を掲載するだけでは集客ができないため、収益を拡大することができません。 集客方法のなかにはSEO対策や広告運用が含まれますが、実は楽天ではさまざまな種類の広告が用意されています。 そのなかでも、特に利用者が多い広告として「RPP広告」と呼ばれるものがあります。 今回は、楽天市場で運用できる「RPP広告」の運用するコツとあわせてご紹介します。
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楽天市場の「RPP広告」とは?
RPP広告(Rakuten Promotion Platform)は、ユーザーが入力したキーワードに連動して表示される広告です。 多くのユーザーは楽天市場に流入した際、上部に掲載されている検索窓に商品名や特徴などのキーワードを入力します。 楽天市場では入力されたキーワードを読み取り、合致している商品を表示するという仕組みになります。 検索エンジンにキーワードを入力したあと、商品名の冒頭に「PR」と記載されている商品を見かけたことはないでしょうか? こちらが今回ご紹介するRPP広告で配信されている商品になります。 パソコンの場合はページ最上部に3枠、スマートフォンの場合は上から5枠にRPP広告が表示されます。 RPP広告は2ページ以降も表示されますが、数ページにまたがらない可能性を考えると1ページ目に表示させることを推奨します。RPP広告運用時のメリット・注意点
こちらでは、RPP広告運用時のメリットと注意点をご紹介します。RPP広告運用時のメリット
まずはRPP広告運用時のメリットを見ていきましょう。初心者でも運用しやすい
「広告運用」と聞くと、パソコンにかじりついてひたすら改善を繰り返すと思われる方がいらっしゃいます。 しかし、RPP広告では楽天がキーワードの選定を行うため、リサーチの時間を大幅に削減することができます。 同一商品や関連商品、競合他店舗の情報を自動で取得し、運用を最適化してくれる点は大きなメリットといえるでしょう。パフォーマンスを可視化できる
広告運用を改善する際、費用対効果を確認しなければなりませんが、楽天ではパフォーマンスを可視化できます。 どのキーワード・商品がどれだけクリックされているのか、いくらの費用を使ったのかなど詳細を知ることができるのです。 数値の実績を持って改善点を明確にできる点も、RPP広告のメリットといえます。クリック単価が下げられる
RPP広告では同一キーワードに関して自店舗と競合他店舗でオークションを行い、高額を提示したほうの広告が上位表示されます。 2018年までの楽天市場では、設定可能な最低クリック単価が25円でしたが、現在は10円で設定が可能です。 そのため、広告に割ける予算や希望する利益額によって最適なクリック単価を設定できる柔軟性があります。RPP広告運用時の注意点
一方、RPP広告には下記のような注意点があります。利益率や商品単価に影響する
RPP広告はクリック課金型の広告であり、クリック単価は〇円などの固定額が求められます。 最低金額は10円であるものの、商品単価が数十円の場合その分利益を圧迫する要因となります。 そのため、多くの店舗では利益率や商品単価が高い商品を対象としてRPP広告を運営しています。楽天市場ユーザーしかアプローチできない
RPP広告は楽天市場で検索したユーザーを対象としたものであることから、GoogleやYahoo!のユーザーに表示することができません。 楽天市場のユーザーはGoogleやYahoo!と比べると少ない傾向にあることから、アプローチができるユーザーが少ないものです。 しかし、楽天ユーザーであれば自動で精度が高いアプローチをすることができる点は大きなメリットといえます。キーワードによっては競合他社が多い
市場でよく売れている商品を出品すると、競合他社も理解しているため自社で購入してもらえるとは限りません。 また、競合他社も同じくRPP広告を配信している場合、クリック単価の競争に陥ってしまうため利益額・率が低下してしまいます。 そのため、RPP広告を配信する際には事前に競合他社を把握しておきましょう。RPP広告の設定方法
下記にて、RPP広告の設定方法をご紹介します。- 管理画面にログインする
- 楽天プロモーションメニューを開く
- 検索連動型広告(RPP)をクリックする
- キャンペーンをクリックし、「新規登録」を開く
- 下記の情報を入力し、登録をクリックする
- キャンペーン名
- ステータス
- 継続月予算
- 1クリックあたりの入札単価
- 商品別に最大入札単価を決める「商品別入札単価」
- 対象となる商品に関するキーワードを1商品あたり最大10個登録ができる「商品別入札単価」
- RPP広告で配信したくない商品を除外することができる「商品別配信対象除外」