楽天市場の出荷業務改善なら楽天スーパーロジスティクスがおすすめ!
楽天市場で収益を上げるための要素として、豊富な商品数と品切れをしない適切な在庫数が挙げられます。
欲しい商品を必要なだけユーザーに届けるためにはこれらの要素は不可欠であり、顧客満足度にも影響を及ぼします。
しかし、自店舗や自分の倉庫では保管スペースが限られているため、在庫数にも限界があるものです。
そこで、今回は楽天市場が提供しているサービスのひとつである「楽天スーパーロジスティクス」について解説します。
「楽天スーパーロジスティクス」とは?
楽天スーパーロジスティクスとは、楽天市場の店舗が受注した注文を、楽天市場の倉庫から発送するサービスです。
こちらはAmazonのプライムサービスに類似しており、ユーザーには楽天の倉庫から発送するという安心感を与えられます。
店舗運営者からすると、自社商品を少しでも早く、良い状態でユーザーに届けたいと考えるものです。
しかし、受注から発送までにはさまざまな作業が発生するため、立て込んだ場合は発送が遅れてしまうことがあります。
収益向上だと考えるとうれしい悲鳴ですが、梱包状態が良くなかったり荷物の回収時間に間に合わなかったりすることもあるものです。
楽天スーパーロジスティクスは、そのような困りごとに対して有効に働きます。
店舗側は受注をしたとき、自社商品を預けている倉庫に対して出荷指示を行うだけで、商品を送付することができるのです。
楽天スーパーロジスティクスには下記のような特徴があることから、利用店舗は増加傾向にあります。
- 専任担当が店舗様の成果向上をサポート
- 倉庫は保管・出荷制限なくご利用可能
- ギフトラッピングなどオプション要件にも対応
- 安全・スピーディにお届け
- 配送料は全国一律100サイズまで380円
- あす楽対応・365日出荷可能
- 業界トップレベルの作業品質
- 楽天スーパーSALEやお買い物マラソンなどの大型セールも安心
これらを店舗側で実行しようとすると、多くの人員を割く必要があるほか、作業スピードと品質を維持しなければなりません。
その結果、利益が減ったり梱包・発送などの作業品質が低下したりする可能性があります。
楽天スーパーロジスティクスを利用することで、品質を維持しながら期限内に商品を発送することができます。
楽天スーパーロジスティクスのメリット
こちらでは、楽天スーパーロジスティクスを利用することで得られるメリットをご紹介します。
店舗の業務負担を軽減できる
楽天市場に限らず、ECモールに出店している店舗は受注から発送までの間に、さまざまな作業があります。
これらにはヌケモレやミスを起こさないための精密性と集中力のほか、時間内に発送するためのスピードも求められます。
これらは毎日行わなければならないため、出荷担当や店舗運営者は日々業務に追われていることでしょう。
楽天スーパーロジスティクスを利用することで、これらの業務を代行してくれるため、店舗の負担を軽減できます。
スーパーセールやお買い物マラソンなどの特需期間でも、安定した作業が実現できる点もメリットといえます。
専属のサポートが付く
楽天スーパーロジスティクスを利用すると、1店舗に専属のサポートが付いてくれます。
このサポートは導入から利用開始、安定稼働まで、さまざまな観点からサポートをしてくれるため、安心して利用できるでしょう。
物流の切り口から、現状分析・課題把握・提案を行い、業務負担軽減、売上アップなど、コンサルタント的な内容も承っています。
楽天市場は日本最大のECモールであることから、毎日多くのお客様からさまざまな問い合わせが寄せられます。
寄せられた課題の解決方法などを専門サポートに相談することで、的確なアドバイスを得られるでしょう。
365日対応できる
楽天スーパーロジスティクスが持つ大きな特徴として、365日・土日祝にかかわらず発送してくれることが挙げられます。
店舗によっては土日祝は休業しているところがありますが、ほかの店舗にユーザーを取られないか心配になることでしょう。
実際に、土日祝も発送をしている店舗には多くのユーザーが集まっており、他店舗との差別化が図られています。
楽天スーパーロジスティクスを利用することによって、365日出荷対応が可能となります。
また、15時29分までのご連絡であれば、あす楽にも対応してくれる点もうれしいですね。
楽天スーパーロジスティクスのデメリット
一方、楽天スーパーロジスティクスには下記のようなデメリットが存在します。
費用が発生する
楽天スーパーロジスティクスは性質上、発送業務の外注ともいえます。
外注である以上、楽天市場に対して手数料などさまざまな費用を支払わなければなりません。
具体的には下記の料金が必要となるため、固定○○円というわけではない点に注意しましょう。
在庫保管料+出荷作業料+梱包資材料+配送料
保管できる荷物のサイズ
楽天スーパーロジスティクスでは、下記のサイズまでの荷物を保管してもらうことができます。
- 極小サイズ :長辺:32cm未満、短辺:23cm未満、高さ:2.7cm未満
- 小サイズ :極小サイズに当てはまらない3辺合計100cm未満
- 中サイズ :3辺合計100cm以上、120cm未満
- 大サイズ :3辺合計120cm以上、160cm未満
そのため、家具や家電のように大型の荷物は楽天スーパーロジスティクスのサービスを受けられない点には注意しましょう。
システムの準備が必要
楽天スーパーロジスティクスを利用するためには、倉庫とやり取りを行うために受注管理システムが必要となります。
多くの店舗が採用している受注管理システムではBOSSやネクストエンジン、クロスモールなどが挙げられます。
受発注管理システムは楽天スーパーロジスティクスを利用する際に不可欠なものであるため、必ず用意しなければなりません。
また、受発注管理システムは導入するだけではなく、実際に使えるようになっていることが重要です。
楽天スーパーロジスティクスの利用にあたり
楽天スーパーロジスティクスを利用する前に、下記のポイントに注意しておきましょう。
- サービス対象外の商品を同時購入した場合、発送元が異なるためお届け日やお届け時間帯などが前後することがある
- 発送場所や送付先によっては、送料及び代引き手数料が変わる場合がある
- 交通機関の不具合や悪天候などその他の不可抗力が生じた場合、商品の到着が遅れることがある
- 楽天スーパーロジスティクスは日本郵便で配送する など
上記以外に不安がある方は、事前に楽天市場に確認しておきましょう。
参考ページ:楽天市場ホームページ「楽天スーパーロジスティクス」
FBAとの違い
楽天市場のスーパーロジスティクスと同様に、ECモールのひとつであるAmazonも発送代行サービスを提供しています。
Amazonの発送代行サービスはFBA(Fulfillment by Amazon)と呼ばれるもので、楽天スーパーロジスティクスとは下記のような違いがあります。
- 料金体系楽天スーパーロジスティクスは送料が同一価格だが、FBAの場合は配送料が変動する
- 梱包資材のロゴ:楽天スーパーロジスティクスにはロゴがないが、Amazonの段ボールにはロゴがある
- 提携している配送会社:楽天スーパーロジスティクスは日本郵便だが、FBAはさまざまな配送会社と連携している
このように、楽天スーパーロジスティクスとFBAにはさまざまな違いがあります。
しかし、長期的な経営を考えると、楽天のほうがランニングコストを抑えやすいでしょう。
取扱商品のサイズなどを考慮して、自店舗に合った最適なECモールを選ぶことが重要です。
いずれのサービスも、配送に関するさまざまな作業を代行してくれるため、店舗の負担を軽減してくれるでしょう。
まとめ|楽天スーパーロジスティクスは店舗の作業を軽減してくれる
今回は、楽天スーパーロジスティクスとはどのようなものなのかについて解説しました。
楽天スーパーロジスティクスとは、楽天市場の店舗が受注した注文を、楽天市場の倉庫から発送するサービスです。
サービスを利用することで、業務負担を軽減できる、専属のサポートが付く、365日対応できるといったメリットを得られます。
一方、利用すると費用が発生する、保管できる荷物のサイズ、システムの準備が必要といった点には注意が必要です。
現状の出荷業務を負担に感じている方は、楽天スーパーロジスティクスの利用を検討してはいかがでしょうか?